十勝 One day trip

帯広の友に会いに行くのを主目的に、日帰りドライブコースを考えました。

旅の目的は
  1. 美術館
  2. チーズ
  3. 温泉
  4. おまけ
いつもなら「庭見学」が一番上に入りますが、花のシーズンは終わりに近いので今回はパス。

1、2は具体的に行く場所を決めて、営業時間、料金など念入りに下調べ。
3は、いざとなれば帯広市内の銭湯はモール温泉なのでそこでいいやと、旦那にお任せ。

美術館

「神田日勝記念美術館」の名前を聞くたび、そして前を通るたび、いつか入ってみたいとずっと思っていました。 場所は鹿追町で、行きに寄りました。

北海道 鹿追町 神田日勝記念美術館

お知らせをきちんと読めば分かったのかもしれませんが、代表作は馬の博物館(横浜)で神田日勝展が開催されるため、貸し出し中でした。

その代わりと言ってはなんですが、 「馬と人とのかかわり~馬の博物館所蔵作品展」と「十勝の風景と静物~個人所蔵による神田日勝作品と素描」展が開かれていました。
馬をテーマにした展覧会は初めてで、素敵な工芸品、絵画を見ることができました。東山魁夷やシャガールの絵もありました。昔は今よりも、多くの人が馬と関わりのある生活をしていたということを実感できる展示物でした。

これはこれで、結構よかったです。
でも代表作を見に、もう一度行かなくては。

チーズ

十勝エリアには十箇所以上のチーズ工房があります。
いずれも帯広を中心にして片道1時間くらいのところに散らばっているので、近いようで遠いです。時間の関係で、行きにるということで、神田日勝記念美術館の最寄の、鹿追チーズ工房に行くことにしました。

共同学舎新得農場もコースとしては適していましたが、最近行ったばかりなので今回はお休み。

鹿追チーズ工房でチェダーチーズを買って、道の駅ポックルポークのソーセージを買って友の家へ行きました。

ポックルポークの製品を初めて食べました。やや結着性が低い感じがしましたが、結着剤を使っていないということなので、こんなものなのかなと思いつつ、リン酸塩使っていないソーセージでも、もっと結着性高いのもあるので、製品の特徴と理解しました。

温泉

旦那が「やっぱりかんの温泉に行こう」と言うので、帰り道、そちらの方に向かっていきました。

道中、「かんの温泉は休業中」「野営場は台風のため閉鎖」という案内板が出ていました。
鹿追のことを調べているとき、温泉も色々出てきました。閉鎖されている温泉があることは知っていましたが、それが「かんの温泉」で「旦那が行きたいと行っている温泉」であることに、そこで気がつきました。もっと早く気づけばよかった。
旦那情報によると、野営場近くに露天風呂もあるらしいので、とりあえず行ってみることに。

川に沿った、熊が出そうなさびしい感じの道をずっと進んでいくと、ありましたかんの温泉。敷地内の外から見た感じでも、かなり荒れている印象を受けました。

さらに進むとT字路があり、川を挟んで目の前に野営場らしきものが見えました。左は通行止なので右に行きました。
右の道、林道はどこまでも続いている感じですが、野営場からはどんどん離れるし、何もなさそうなので戻ることにしました。そこで、後ろから来ていた車に抜かされました。
戻り始めましたが、やっぱりもう一度進んでみようということで、再び林道を奥に進みました。
土砂が崩れた跡が残っているし、薄暗いしで段々心細くなってきたところ、さっきの車とは違う車が止まっていて、渓流釣りを楽しんでいる人がいました。いかにも熊が出そうな感じがするのですが。

その先も林道は続きますが、望み薄なので引き返して別の温泉に行くことにしました。

その間、抜かしていった車には会いませんでした。さらに先に行ったのか、それともやや獣道っぽい道を進んだのか分かりませんが、きっと事情通なのでしょう。

人任せにせず、きちんと下調べをすればよかったと反省。
後から調べると、T字路を左に行くと野営場で、その近くに露天風呂もあることが分かりました。

結局、屈足温泉に入ってから家に帰りました。大人470円。最近は500円切る温泉が少ないので嬉しい驚き。温泉や設備もまあまあよく、値段以上の価値があるように思いました。

おまけ

朝はもちろん、南富良野のベーグル屋さん、フォーチュン ベーグルズに寄りました。
その後、空想の森映画祭で知った「新内駅」に行きました。
今は9600形蒸気機関車(59672)、旧狩勝線ミュージアムと保存車両20系客車が展示されています。
丁度、旧狩勝線の写真を集めた「狩勝戦士展」が開かれていました。峠越えの様子、狩勝信号場の様子、迫力ある写真がいっぱいで興味深かったです。



入ったときのにおいが、昔よくかいだ特急のにおい。今でもちょっと換気の悪い新幹線で感じるにおいです。

あれ何のにおい何だろう。

どうやって寝台を出すのか、畳むのかあれこれ確認したり、古い時刻表や鉄道雑誌を見たりして1時間以上いました。

もう少し家から離れた場所への旅行だったら、もっとしっかり調べて行ったと思います。
「近い」という感覚があるのでやや下調べ不十分でしたが、結果的には楽しい旅行となりました。